工事監理の流れ
01工事準備期間
目的
工事請負契約の締結、施工計画書の確認、工事説明会開催のサポートなどスムーズに着工するための様々な準備を行います。
工事請負契約サポート
契約書に記載されるべき項目が全て設計通りに記載されているか確認します。
請負代金支払い条件と時期、工事保証、完成保証、アフター点検実施項目等は組合様に不利益が無いよう入念にチェックします。
施工会社との打合せ
施工会社が具体的に工事をどのように進めていくか計画内容を精査し、仕様書と照合して承認する。
- 計画工程表
- 仮設養生計画書
- 安全管理計画書
- 品質管理計画書
- 現場管理体制
- 広報対策計画書
大規模修繕工事は住まいながらの工事であるため、居住者の方々には日常生活の不便さが生じます。
この工事中のストレスを少しでも解消できるために様々な取組が必要とされます。
- 工事用掲示板の設置
- コミュニティBOXの設置
- 各住戸へのお知らせ配布
- 防犯対策(監視カメラ、補助錠の貸し出し)
- 円滑な生活動線の確保、必要に応じた誘導員、監視員の配置
工事説明会開催サポート
施工会社選定開催する居住者様対象に工事のお知らせと準備をお願いする工事説明会の資料の作成指導、確認や当日の立ち会いサポートを行います。
02工事監理
目的
試験施工、展示施工を行うことで事前に施工方法、仕様の確認を行います。
各工程検査では計画設計書で求める基準を確保出来ているか品質検査を行い、工事の指導を行います。
定例会議では組合様に進捗状況の報告、様々な決定事項の協議を行い承認を得ます。
巡回監理(重点監理)
毎週1回~2回巡回監理を行います。
- 工事進捗状況の確認
- 材料、仕様の確認
- 展示施工、試験施工の確認
- 定期検査、是正確認
二者定例会議
毎週1回~2回施工会社と打合せを行います。
- 工事進捗状況の確認及び調整
- 工程の協議
- 実数精算数量の確認
- トラブル発生時の折衝、調整
三者定例会議
月に1回程度(組合様・施工会社・弊社)で会議を行います。
- 工事進捗状況報告、出来高査定表の提出
- 見本(サンプル)確認、承認事項
- 月次工事監理報告書の提出
品質管理
工事が進むにつれて、設計通りに工事が行われているか、仕上がりの確認をしながら段階的に検査を行います。
その際手直しの指示や、是正の確認を行います。
組合様も一緒にチェックをする検査も含まれます。
- 定期検査
- 中間検査(管理組合様立会い)
- 竣工検査(管理組合様立会い)
適切な工事進行への取り組み
弊社では、施工会社任せの監理ではなく、各検査以外にも技術指導や各工事の工程毎検査・材料の試験施工等を行い、適切な工事の進行を促しております。
03竣工時引き渡し
竣工図書、工事監理報告書
施工会社から提出される竣工図書の作成の指導を行い内容確認を行い承認いたします。
工事全体の状況、工事記録、指摘事項、是正記録等を纏め、工事監理報告書を提出いたします。